今回は昨今人気の Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)の家具を購入できるショップ・店舗を紹介したいと思います。
シャルロット・ペリアンの家具はピエール・ジャンヌレやジャン・プルーヴェなどと共にヴィンテージでもとても人気がありますね。
今回紹介しているところをチェックすれば、間違いなくお気に入りのビンテージが見つかることでしょう!
ショップの紹介の前に、まずはシャルロット・ペリアンについて紹介したいと思います。
ペリアンについてはこちらでも紹介してます。
- 1 Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)とは
- 2 SIGN(サイン)
- 3 SOUP / CLOZZET(スープ / クローゼット)
- 4 moto furniture(モト ファニチャー)
- 5 Maison = Y
- 6 SEASAW DESIGN(シーソー デザイン)
- 7 YAECA HOME STORE(ヤエカ ホーム ストア)
- 8 Objet d’art(オブジェ デ アート)
- 9 Harrys Antique Market(ハリーズ アンティーク マーケット)
- 10 CONTOUR(コントワ)
- 11 BUILDING(ビルディング)
- 12 es quart (エス クォート)
- 13 トヨクラ家具
- 14 Cassina(カッシーナ)
- 15 YAMAGIWA(ヤマギワ)
- 16 おすすめの本
- 17 ペリアン好きにおすすめ
- 18 おわりに
Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)とは
1903年 フランスのパリで生まれる。両親は服飾職人の誕生。
1927年 自らのアトリエを開設。同年、サロン・ドートンヌに出展した「屋根裏のバー」で注目を浴び、これがきっかけでル・コルビュジエの事務所で働くことになります。
1929年 ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレとともにサロン・ドートンヌの「住宅設備」の展示で、「LC2(グランコンフォール)」や「LC4(シェーズロング)」を発表。
1940年 坂倉準三の誘いで、輸出工芸指導の顧問として来日。1942年まで滞在。柳宗理の案内で日本各地を訪問。この時の経験がのちの作品、竹製のシェーズロングなど、強い影響を与えます。
1941年 日本で「選択・伝統・創造」展を東京と大阪の高島屋にて開催。
1942年 戦禍を避け当時のフランス領インドシナ、現在のベトナムへ。
1952年 ジャン・プルーヴェとの協働を始める。同年、ユニテダビタシオンのオープンキッチンをデザイン。
1953年 夫のジャック・マルタンがエールフランス初東京営業所支局長となり、2度目の来日。
1955年 東京高島屋で『ル・コルビュジェ、レジェ、ペリアン三人展』開催。同年、帰国。
1966年 坂倉準三らとパリ日本大使公邸の内装をデザイン。
1967年 フランス・サヴォアの「レザルク」スキーリゾートをデザイン。
1993年 パリ・ユネスコ本部の「茶室」をデザイン。
1998年 新宿パークタワーホールにて「シャルロット・ペリアン展」を開催。
1999年 没
ペリアンについてはこちらで詳しく紹介してます。
→シャルロット・ペリアン好き必見!生い立ちや名作家具について。
今回はフランス・パリのルイ・ヴィトン財団の美術館での没後20年を記念した大回顧展が記憶に新しいシャルロット・ペリアン(Charlotte Perriand)について紹介したいと思います。世界で最初のインテリアデザイナーとも言われるシ[…]
ペリアンがそもそも来日していること自体知らない方も多いはず。これだけの大御所のデザイナー・建築家が日本と深く関わっているとわかると余計に親近感がわくはず!
続いては今回の本題、ペリアンの家具が購入できるショップを紹介したいと思います。
SIGN(サイン)
以前は東京にあり、広島に拠点を移されてましたが2019年から東京・六本木でもまた店舗をオープンされてます。
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広島の店舗も継続中ですが、アポイント制ですのでご注意を。
シャルロット・ぺリアン以外にもピエール・ジャンヌレやジャン・プルーヴェなどなどレアなものが多数あります。
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坂倉準三や柳宗理などのものもあり、扱われているものは超一流の銘品ばかりです。
2016年にSINGが広島のおりづるタワーで開催した「ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレによるインド・チャンディーガルの家具作品とホンマタカシによる写真展」に行きました。
→ジャンヌレがチャンディーガルのためにデザインした家具についてはこちら!
今回はピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret)について。ル・コルビュジエの陰に隠れ、あまり目立つ存在ではなかったピエール・ジャンヌレ。ただ、2016年にル・コルビュジエの建築群がユネスコの世界遺産に登録されたこともあ[…]
展示会を見た後にSIGNの広島にある店舗に行きましたが、ユニテダビタシオンの階段があってたまげました…
その時の記事はこちら。
2016年の話です。場所は広島のおりづるタワー。[blogcard url=https://www.orizurutower.jp/] そこで開催されてたんです、貴重な展示会が。その名も..[…]
ちなみにユニテダビタシオンのオープンキッチンはペリアンが手掛けています。
ペリアンだけでなく、ジャン・プルーヴェやピエール・ジャンヌレ、イサムノグチ、坂倉準三、剣持勇などなど、こだわりの逸品を探している方にはおすすめのショップです。
SIGN(サイン)
SOUP / CLOZZET(スープ / クローゼット)
大阪の中之島のすぐ南にあるSOUP / CLOZZETはフランスのヴィンテージ・アンティークなどを扱うショップ。
こちらもシャルロット・ペリアンやピエール・ジャンヌレ、ジャン・プルーヴェの椅子などもあります。
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フランスに強いこちらのショップは、日本であまり見ることができない
Mathieu Mategot (マシュー・マテゴ)
Roger Tallon(ロジェ・タロン)
Pierre Paulin(ピエール・ポラン)
Pierre Chapo(ピエール・シャポー)
Pierre Disderot(ピエール・ディデロ)
Jacques Biny(ジャック・ビニー)
Serge Mouille(セルジュ・ムーユ)
などがあるのも特長。
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ぜひ一度チェックしてみてください。
SOUP / CLOZZET(スープ / クローゼット)
moto furniture(モト ファニチャー)
フィン・ユールやポール・ケアホルム、ハンス・J・ウェグナー、ピーター・ヴィッツ などの北欧ヴィンテージが多いですが、シャルロット・ペリアンやピエール・ジャンヌレの家具もあります。
逸品ぞろいの北欧ヴィンテージショップはこちらにまとめてます。
年々人気が高まる北欧ビンテージ家具。扱っているところもすごく増えていますが、その中でも逸品ぞろいの名店を7店紹介したいと思います。こだわりの逸品を探している方はまずこの7店を押さえておけば間違いないでしょう。&nbs[…]
全国の北欧ビンテージショップ一覧はこちら。
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圧倒的な商品量に驚くと思いますので、とりあえず一度HPを見ていただきたいです。
moto furniture(モト ファニチャー)
Maison = Y
東京の代官山にあるアトリエ ジャンヌ バレで不定期で展示・販売会をされてます。
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チャンディーガルのピエール・ジャンヌレの家具がメインですが、運が良ければペリアンもありますよ。
Maison = Y
http://maison-y-collection.com/
SEASAW DESIGN(シーソー デザイン)
ペリアン以外にもジャン・プルーヴェやマシュー・マテゴ、セルジュ・ムーユなどの逸品揃いです。
東京の恵比寿にありますが、土日のみの営業、事前予約が必要ですのでお忘れなく。
SEASAW DESIGN(シーソー デザイン)
http://www.seasaw-design.net/index.html
YAECA HOME STORE(ヤエカ ホーム ストア)
ファッションブランド「YAECA」が元々フランス人が住んでいた家を改装したお店。
場所は東京の白金。
洋服はもちろんビンテージ家具や雑貨まで。ペリアン以外にもジャンヌレや北欧ビンテージなども。
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ここのセレクトは一見の価値あり。
YAECA HOME STORE(ヤエカ ホーム ストア)
Objet d’art(オブジェ デ アート)
インテリアのディレクションやオリジナル家具・什器の設計などを手がけているデザインユニット「Archeologie」のオリジナルブランド「Objet d’art(オブジェデアート)」
デザイナーズを中心としたアンティーク家具や作家さんの器などを扱われてます。
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2017年6月に家具のショールームとアートギャラリーを兼ね備えた、日本発のデザインギャラリーを東京・江戸川区小松川にオープン。
Objet d’art(オブジェ デ アート)
Harrys Antique Market(ハリーズ アンティーク マーケット)
2014年にオープンした鹿児島にあるハリーズ アンティーク マーケット。
倉庫を改装した空間には北欧やフランス、イギリス、ドイツ、イタリア、オランダなどのヨーロッパのお洒落なビンテージが揃っています。幅広い商品のセレクトには毎回発見があります。
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もちろんペリアンもありますよ。
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Harrys Antique Market(ハリーズ アンティーク マーケット)
CONTOUR(コントワ)
フランスのミッドセンチュリーのヴィンテージ家具や照明を中心にイタリアやオランダ、アメリカ、日本のものまで。
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CONTOUR(コントワ)
BUILDING(ビルディング)
東京の白金にある面白いショップ。
ヴィンテージばかりというよりは比較的新しいものも多く、ヨーロッパからアメリカ、日本など様々なものがあります。
天童木工で作られていたオンブルチェアも以前ありました。
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BUILDING(ビルディング)
es quart (エス クォート)
2020年に東京の入谷にオープン。
ジャンヌレ以外にもシャルロット・ペリアンやピエール・シャポー(Pierre Chapo)、チャールズ・ドュドイ(Charles Dudouyt)、アノニマスのアンティーク家具があると思えば、現代作家の作品など、ジャンルは様々。
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es quart (エス クォート)
トヨクラ家具
ペリアンの家具が大量にあります。
Sold out のものも多いですが。。
トヨクラ家具
Cassina(カッシーナ)
説明不要かと思いますが。。
Cassina(カッシーナ)は多くの製品を復刻しています。
ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレとの共作のLCシリーズや
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TABOURET MERIBEL(メリベル・スツール)とTABOURET BERGER(ベルジェ・スツール)など。
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他にも多くの製品を復刻してます。
→Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)商品一覧
Cassina(カッシーナ)
YAMAGIWA(ヤマギワ)
照明でしたらイタリアの照明メーカー「NEMO(ネモ)」より復刻されており、日本ではヤマギワで取り扱いがあります。
おすすめの本
ペリアンについてはこちらの本がおすすめですよ。
シャルロット・ぺリアンと日本。Charlotte Perriand et le Japonル・コルビュジエと柳宗悦・宗理、そして日本に愛された、伝説の女性建築家。 遅ればせながら読み[…]
神奈川県立近代美術館や目黒美術館で開催された「シャルロット・ペリアンと日本」の図録ということで日本との繋がりなど、驚くほど詳しくまとまってます。
必見ですよ。
ペリアン好きにおすすめ
ペリアンが好きなら、ピエール・ジャンヌレも併せてどうぞ。
→ジャンヌレがチャンディーガルのためにデザインした家具についてはこちら!
ジャンヌレについては他にもこちらでまとめてます。
北欧ヴィンテージショップはすべての人におすすめしたい。都道府県別にまとめてます!
おわりに
いかがでしたか。
建築はもちろん椅子やスツール、テーブル、照明などなど多くの名作を遺したペリアン。
同世代で活躍したピエール・ジャンヌレやル・コルビュジエ、ジャン・プルーヴェよりも個人的には好きかな。
素敵なビンテージ家具との出会いがあるといいですね。安い買い物ではないので、じっくりと吟味しましょう。
幸運をお祈りします。
シャルロット・ペリアンについてはこちらでも紹介してます。