【5分でわかる】アルネ・ヤコブセンとは。名作家具・椅子・照明一覧


2024年12月31日まで、セブンチェアの中でも最上級の張り込み仕様「フルパディング」のキャンペンーン開催中。


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デンマークを代表する建築家 Arne Jaconsen(アルネ・ヤコブセン)

ヤコブセンはセブンチェアやエッグチェア、スワンチェア以外にも多くの家具や照明をデザインしているのを知っていますか。

SASロイヤルホテルや市庁舎、学校などの建築と併せて家具なども多く手掛けています。

今回はそのヤコブセンがデザインした多くの家具や照明を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。

 

他にもウェグナー・モーエンセン・アアルトなどもまとめていますので、ぜひこちらも併せてチェックしてみてください。

「5分でわかるシリーズ」

 

目次

アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)とは

ドロップチェア・エッグチェア・スワンチェア

家具の紹介の前に、まずArne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)の生い立ちを紹介します。

 

 

1902年 デンマークの首都コペンハーゲンで誕生。

1924~27年 デンマーク王立芸術アカデミー建築学科に在籍。卒業設計ではゴールドメダルを受賞。

1929年 「未来の家」のコンペで優勝し、一躍有名に。

 

1930年 独立し、自身の設計事務所を構える。

1931年 ベルビュービーチのコンペで勝利。翌年のベルビュービーチを皮切りに、大規模なリゾート計画を行う。

1932年 ベルビュー海水浴場

ベルビュービーチ

ベルビュービーチの監視塔

世界一有名な監視塔といっても過言ではないでしょう。

青と白のストライプが海のリゾート感とマッチしていますね。

 

1934年 ベラヴィスタ住宅竣工

ベラヴィスタ集合住宅

 

1937年 ベルビューシアター

ベルビューシアター

 

1937年 テキサコ・ガソリンスタンド

テキサコ・ガソリンスタンド

これも世界一有名なガソリンスタンドと言ってもいいでしょう。

アントチェアにも通ずるような曲線が特徴的ですね。

これら一連の建物はデンマークで見てきましたが、どれも色褪せることなく、むしろ今なお存在感を放ち、ヤコブセンの偉大さを再認識することとなりました。

 

1942年 オーフス市庁舎

オーフス市庁舎

デンマーク第二の都市・オーフス市庁舎の建築にあたっては、時計塔をつけなくてはいけないという市の要望を拒否し続け、渋々つけた時計塔。

 

オーフス市庁舎内部

建物は迫力があり、内部も隅々まで手が凝ったすばらしい建築物。

 

ウェグナーがデザインしたオーフス市庁舎の家具

家具は当時ヤコブセン事務所に勤務していたハンス・J・ウェグナーが手掛けています。

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5分でわかる!ハンス・J・ウェグナーとは。

 

オーフス市庁舎についてはこちらで詳しく紹介してます。

コペンハーゲンからは電車でも約3時間ほどかかったと記憶してますが、わざわざ見に行く価値がある建物。

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オーフス市庁舎外観

 

1942年 スレロド市庁舎

 

1943年 ユダヤ系のアルネ・ヤコブセンはナチスからの迫害を恐れスウェーデンに亡命。

この時、ポール・ヘニングセン夫妻とヤコブセン夫妻は手漕ぎボードで対岸のスウェーデンに渡りました。

スウェーデンでは、既にスウェーデンに事務所を持っていたアルヴァ・アアルトが住まいを提供しています。

 

1950年 デンマークに戻り、低層のテラスハウス「スーホルムⅠ」を建築。

自宅兼オフィスもスーホルムに構えます。

スーホルムⅠ

 

1952年 アントチェア発表

アントチェア

 

1955年 セブンチェア発表

 

1956年 ルードブレ(ロドオア)市庁舎

 

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1956年 デンマーク王立芸術アカデミーの教授に就任(~1965年まで)

1957年 ムンケゴー小学校

 

1960年 SASロイヤルホテル竣工

SASロイヤルホテル

デンマーク初の高層ビル。

エッグチェア・スワンチェア・AJランプ・AJカトラリーなどはこのSASロイヤルホテルのためにデザイン。

他にもカーテンやカーペット、ドアノブ、水栓金具などのインテリアも含めトータルで手掛けています。

 

1964年 オックスフォード大学のセント・キャサリンズ・カレッジ竣工。

 

1967年 シリンダラインをデザイン。

義理の息子ペーター・ホルムブラッドの依頼で、食事の際にナプキンに書いたスケッチからシリンダラインは始まりました。

シリンダライン

ステンレス製のシリンダラインは、従来の銀食器に代わるモダンで機能的な製品。

 

1971年 死去

1971~78年 デンマーク国立銀行

デンマーク国立銀行

ヤコブセンの遺作。死後は、ヤコブセン事務所のパートナーが引き継ぎ完成にこぎつける。

 

代表作

それでは次にアルネ・ヤコブセンがデザインしたプロダクトを「チェア/ソファ」「テーブル/デスク」「照明」「時計」「その他」に分けて紹介します。

まずは最も多くデザインをした「チェア/ソファ」から紹介します。

 

チェア / ソファ

パリチェア(Paris Chair)

ブラックスラッグチェア

1929年にデザインした籐と竹を編んだ「Paris Chair(パリチェア)」は、ヤコブセンの趣味でもあったガーデニングからインスピレーションを得てデザイン。

「未来の家」にも展示。

 

若かりし頃のヤコブセンが「パリチェア」に座っていますが、その迫力たるや…

 

レストランチェア(Restaurant Chair)

ベルビューシアターのレストランのためにデザインしたチェア

1934年、ベルビューシアターのレストランのためにデザイン。

中国・明の椅子の影響が見受けられますね。

 

明の椅子

 

 

アントチェア(Ant Chair)

1952年にデザインしたヤコブセンを代表する椅子の1つ「Ant Chair(アントチェア)」、アリンコチェアとも呼ばれます。

ノボ製薬会社の社員食堂のためにデザインしたこのアントチェアは、背と座まで一体成型となった世界初の椅子。

 

アントチェア
デンマーク工芸博物館に展示されていたアントチェア

 

アントチェアは、薄い材を重ねて曲げる成形合板を使用しているので、背もたれにほどよい弾力性が生まれ、座り心地も抜群です。

 

アントチェア

背もたれのくびれは、デザイン当初どうしてもクラックが入り、その部分を取り除くうちにこの形になりました。

 

デザインもさることながら、約3.4kgと軽量でスタッキングもできたりと機能性も抜群。

ちなみに4本脚タイプはヤコブセンが頑なにOKを出さず、ヤコブセンが亡くなった後に製品化されました。

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2023年には表面にファブリックを張ったフロントパディング仕様が新登場!座り心地が格段にアップします。

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セブンチェア(Seven Chair)

アントチェアの3年後、1955年にデザインしたのがヤコブセン最大のヒット作であり、Fritz Hansen(フリッツハンセン)を代表する椅子となる「Seven Chair(セブンチェア)」

アントチェアよりさらに座面・背もたれを広くし、座り心地が格段に良くなりました。

 

セブンチェア(Seven Chair)

優れた耐久性と座り心地の良さから、様々な施設などでも使用されることが多いのもセブンチェアの特長の1つ。

複数並べた時のセブンチェアの迫力は何とも言えません。

 

さらにカラーバリエーションやアーム付き、キャスター付きなど、種類が豊富なので、自分好みの1脚を選ぶ楽しみもあります。

 

セブンチェア(Seven Chair)

表面をレザーやファブリックで覆ったパディングタイプはさらに座り心地が良くなり、見た目も高級感が増します。

個人的には、見て楽しむならアントチェアの3本脚ですが、日常的に使用するならセブンチェアがおすすめ。

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【6/1~価格改定】LE KLINT(レクリント)

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レクリント価格改定

 

 

Tチェア(T-Chair)

セブンチェアと同年、1955年にデザインされた「3103」は、背もたれの形状から「Tチェア」と呼ばれています。

 

Tチェア

子ども用もあります。

 

モスキートチェア(Mosquito Chair)

 

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1955年、ムンケゴー小学校のためにデザインされた「3105」、通称「Mosquito Chair(モスキートチェア)」

 

 

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小さい時から優れたデザインに囲まれて過ごせるとはうらやましい環境ですね。

 

ムンケゴー小学校のためにデザインしたモスキートチェアとデスク

このデスクもヤコブセンのデザイン。

 

タンチェア(Tongue Chair)

1955年、こちらもムンケゴー小学校のためにデザインした「Tongue Chair(タンチェア)」

 

ムンケゴー小学校のためにデザインしたタンチェア

名前は舌のような形状が由来。小学生向けだからでしょうか、チャーミングなデザインが可愛らしいですね。

 

グランプリチェア(Grandprix Chair)

グランプリチェア

1957年、ミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞したことから「Grandprix Chair(グランプリチェア)」と呼ばれる椅子。

 

セブンチェアから2年後にデザインした「グランプリチェア」は、脚まで成形合板で作られており、独特な形状がデザインのポイントに。

 

ウッドレッグだけでなく、スタイリッシュなスチール脚の仕様もあります。

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エッグチェア(Egg Chair)

1958年にアルネ・ヤコブセンが手掛けたSASロイヤルホテルのためにデザインされた「Egg Chair(エッグチェア)」

 

SASロイヤルホテルのためにデザインしたエッグチェア

エッグチェアは硬質発泡ウレタンを使用した世界初の椅子。

ヤコブセンの新素材や新技術にを取り入れる柔軟性は見事ですね。

 

SASロイヤルホテルのためにデザインしたエッグチェア

ロビーで使用するため、体を包み込むデザインにすることで、パーソナルスペースを確保できるようにしています。

実際に座ってみると、座り心地はもちろん、適度に周りと遮断される感じがさらに心地よさをアップさせてくれます。

発表当初は奇抜なデザインということで、揶揄されたりしたようですが、時代がやっと追いついてきましたね。

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フリッツハンセンで人気のラウンジチェアのキャンペーンも開催中。

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スワンチェア(Swan Chair)

1958年、こちらもSASロイヤルホテルのためにエッグチェアなどとともにデザインされた「SWAN CHAIR(スワンチェア)」

 

SASロイヤルホテルのためにデザインしたスワンチェア

座面と背もたれには一切直線がなく、左右のアームは羽を広げようとする白鳥のように見えることからスワンチェアという名前が付きました。

 

エッグチェアと比べるとだいぶコンパクトになるので、軽やかな印象を受けますね。

ラウンジチェアにしては小ぶりで、自宅に取り入れやすいのも人気の理由。

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ドロップチェア(Drop Chair)

1958年にSASロイヤルホテルの客室で使用するために約200脚製造されたのみで、市販されることがなかった「Drop Chair(ドロップチェア)」

 

ドロップチェア

マニア垂涎のアイテムでしたが、半世紀以上経った2014年にようやく復刻されました。

 

可愛らしい丸みのあるデザインは1脚でもインパクトがあるので、部屋の片隅にポツンと置いても絵になります。

 

価格を抑えたプラスチックを使用したタイプもあります。

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ポットチェア(Pot Chair)



SASロイヤルホテルのためにデザインされた「Pot Chair(ポットチェア)」

丸っこいフォルムとすっぽりとお尻と腰を包んでくれるホールド感がたまらない1脚。

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ジラフチェア(Giraffe Chair)

SASロイヤルホテルのレストランのためにデザインされたジラフチェア

SASロイヤルホテルのレストランのためにデザインされた「Giraffe Chair(ジラフチェア)」は、120脚しか生産されていない貴重な椅子。

ドロップチェア同様、市販されることはありませんでした。

ロータイプのスチール脚は復刻されましたが、こちらのハイタイプ・木脚仕様はこれまで一度も復刻されていません。

 

3300シリーズ

1958年にSASロイヤルホテル内のSASエアーターミナル用にデザインされた「3300シリーズ」

 

 

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エッグチェアやスワンチェアの有機的なフォルムとは対照的な直線的でスタイリッシュなソファ。

SASのロイヤルスイートには、これらを同じ空間に置いていますが、一切違和感がなく、むしろ統一感さえ感じられます。

 

奥行や高さがコンパクトで、日本人の体形に合うサイズ感。程よい硬さの座面も日本人好み。

「3300ソファ」詳細はこちら

 

オックスフォードチェア(Oxford Chair)

1965年、セントキャサリンズ大学のためにデザインされた「Oxford Chair(オックスフォードチェア)」

 

オリジナルは脚部まで成形合板のみのシンプルな形状。

すっと伸びた背もたれの雰囲気がたまらなくかっこいいですね。

これもいつか復刻してくれないかな…さすがに難しいか…

 

のちにローバックやアーム・キャスター付きなど、様々なバリエーションが追加されました。

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オクセン / オックス(Oksen / The Ox)

1966年にデザインされた直線的で力強い印象を受ける「Oksen(オクセン)」、「The Ox(オックス)」とも呼ばれます。

短期間製造されたのみでしたが、2017年にフリッツ・ンセンより復刻。

 

エッグチェアなどのヤコブセンを代表する作品とは対照的で威厳を感じるラウンジチェア。

 

オクセン・オックスラウンジチェア

貪欲に新しいデザインの境地を切り開いていくヤコブセンの挑戦が垣間見える作品。

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エイトチェア / リリー(Eight Chair / LILY)

1970年にデンマーク国立銀行のためにデザインされた「Eight Chair(エイトチェア)」、通称「LILY(リリー)」

セブンチェアをよりさらカーブをつけた曲線はシャープな印象を与えます。

 

当時の技術では4脚中3脚は製品化できないほど、技術を要する椅子ということもあり、短命で終わりましたが、技術の進歩もあり2007年に復刻されています。

 

ナチュラルウッドはリリー誕生50周年の2020年に復刻。

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ドットスツール(Dot Stool)

1953年にルードブレ(ロドオア)市庁舎のためにデザインした「Dot Stool(ドットスツール)」は、コンパクトで機能的なスツール。

 

元々は3本脚でしたが、1970年には4本脚が登場し、その後廃番となるも 2009年に復刻。

 

スタッキングした時も美しいですね。

 

シンプルなデザインは使う用途を限定することなく、サイドテーブルとして使うのもいいですね。

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通常タイプは高さが46cmですが、座面高65cmのハイタイプもあります。

「ハイドットスツール」詳細はこちら

 

ドットスツールなどの名作スツールはこちらにまとめてます。

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幻のアントチェア

アントチェア?

脚が5本?ちょっと横に長くないか…

 

通常の4~5倍はあるアーーーーントチェア。

はい、これはヤコブセンのデザインではありません。

ただ、デンマーク工芸博物館で展示されていたので、どこかのアーティストがデザインしたんでしょうね。

余談でした…

 

テーブル / デスク

AJデスク/ FH3605(AJ Desk)

1955年にデザインした「FH3605 / AJ Desk(AJデスク)」

 

ヤコブセンの美が随所に詰まったこのデスクには上質な雰囲気が漂います。

 

脚先に取り付けた木材もいい感じですね。

 

上質さと木のカジュアルな感じが程よいバランスのデスク。

1960年に竣工したSASロイヤルホテルでも採用されています。

「AJデスク」詳細はこちら

 

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エッグテーブル(Egg Table)

アントチェアがデザインされた1952年にこの「Egg Table(エッグテーブル)」もデザインされました。

1960年に廃番になり、ヤコブセン生誕100周年の2002年に100日間限定で復刻。

2022年にフリッツハンセンの創業150周年を記念して再び復刻されました。

 

アントチェア同様、コンパクトなサイズ感とたまご型の天板がやわらかな雰囲気。

 

エッグテーブルをデザインした際にヤコブセンは「椅子は3本脚で十分なのに、なぜ4本脚にする必要があるのか」と言ったそうです。

言われてみると確かに…

「エッグテーブル」詳細はこちら

 

スーパー楕円シリーズ / Bテーブル(Superellipse)

ヤコブセンとPiet Hein(ピート・ハイン)、Bruno Mathsson(ブルーノ・マットソン)がデザインした「Superellipse(スーパー楕円テーブル)」、通称「Bテーブル」は、フリッツハンセン不動の人気アイテム。

 

スパンレッグのデザインが目を惹きます…

 

 

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セブンチェアとの相性抜群。

細部まで徹底的に作りこまれた非常に完成度が高い名作テーブル。

「スーパー楕円テーブル」一覧はこちら

 

ヤコブセンのスーパー楕円テーブルとピエール・ジャンヌレの椅子

東京・六本木にある 21_21 DESIGN SIGHT の「The Original」展でも展示されていました。

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AJトロリー(AJ Trolley)

アルネ・ヤコブセンが自身のティータイムのためにデザインした「AJ TROLLEY(AJトロリー)」

 

ヤコブセンの美が詰まったスタイリッシュなトロリーは置いてあるだけでも存在感があります。

 

洗練されたミニマムなデザインはキャスター1つとっても妥協することないこだわりぬいた作品。

 

ティートロリーとしてはもちろん、移動しやすいのでサイドテーブルなどとしても使いやすいアイテム。

多用途に活躍してくれるデザイン性高いトロリー。

「AJトロリー」詳細はこちら

 

現在開催中のセールやアウトレット情報はこちらで紹介してます。

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セール

 

照明

 

AJロイヤル(AJ Royal)



1959年にSASロイヤルホテルのためにデザインした「AJ ROYAL(ロイヤル)」

 

半円上のシェードは下方への光はもちろん、上部にはルーバーがあることで上方向にも光が漏れ、空間全体を美しく照らしてくれます。

「AJロイヤル」詳細はこちら

 

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AJフロア(AJ Floor)

こちらもSASロイヤルホテルのためにデザイン。

 

AJフロアランプ

ヤコブセンが手がけたソファ3300シリーズのフレームや建築物の斜めのデザインとも平行になるようにデザインされているとか。

 

AJテーブルランプ

シェードは上下75度の角度調整ができるようになっています。

シェードの内側は白く塗装することで、柔らかい反射光が生まれ、優しく照らします。

 

私も使ってますが、ラインがキレイなので、点灯したときはもちろん、明かりを点けていない時も美しい照明です。

 

ヤコブセンの不朽の名作。

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AJテーブル(AJ Table)

 

こちらは先ほどと同シリーズのテーブルランプ。

 

小さくても十分存在感がありますね。

 

バリエーションの多さが、人気の理由を示しています。

「AJテーブルランプ」詳細はこちら

 

AJロイヤルシリーズのテーブル・フロアランプはこちらで紹介してますので、あわせてどうぞ。

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AJウォール(AJ Wall)

壁付けタイプの「AJ Wall(AJウォール)」

「AJウォール」詳細はこちら

 

AJオックスフォードテーブルランプ(AJ Oxford Table Lamp)

1960年代初頭、イギリスのオックスフォード大学のセント・キャサリンズ・カレッジのためにデザインされた「 AJ Oxford Table Lamp(AJ オックスフォード テーブルランプ」

2023年に Louis Poulsen(ルイスポールセン)より復刻。

 

一本のラインで構成される洗練された支柱が特徴的なこのランプにはヤコブセンの美が詰まっています。

 

シェードトップは金属製(黒)とガラス製があり、高さは41cmと28cmの2種類。

 

 AJ オックスフォード テーブルランプ(AJ Oxford Table Lamp)
デンマーク工芸博物館にて。

 

AJテーブルランプと甲乙つけがたい素晴らしい照明。

現在でもセント・キャサリンズ・カレッジで使用されています。

「オックスフォードランプ」一覧はこちら

 

AJ エクリプタ(AJ Eklipta)

1956年、ルードブレ(ロドオア)市庁舎のためにデザインされた「AJ Eklipta(AJ エクリプタ)」

乳白ガラスから漏れる柔らかな光が魅力的な照明。

 

壁から少し浮いたデザインになっているので、壁面も含め全体を美しく照らしてくれます。

「AJエクリプタ」詳細はこちら

 

ベルビューランプ(Bellevue Lamp)


1929年にデザインした「Bellevue Lamp(ベルビューランプ)」は、バウハウスの機能主義の影響を色濃く感じる照明。

 

ヤコブセンが若干27歳の時にデザインしたプロダクトの1つで、照明器具としては初の作品。

2013年より、&Tradition(アンドトラディション)で復刻されています。

「ベルビューフロアランプ」詳細はこちら

 

テーブルランプもあります。

ベルビュー テーブルランプ

 


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時計

LKテーブルクロック(LK Table Clock)

1939年、デンマーク最大手の電気機器製造会社「Lauritz Knudsen(ラウリッツ クヌーセン)」のためにデザインした最初のテーブルクロックであり、ヤコブセンが初めて手掛けたプロダクト。

 

特徴的なやわらかなフォントとダブルハンドの針がデザインのポイント。

「LKテーブルクロック」詳細はこちら

 

 

バンカーズ(Bankers)

ヤコブセンの遺作となったデンマーク国立銀行のためにデザインした「Bankers Clock(バンカーズクロック)」

 

現存する2点のオリジナルをもとに忠実に復刻されたこの時計は、時刻を示す12個のブロックがグラフィカルに表されています。

文字盤中央の赤が控えめながらもいいアクセントになっており、このバンカーズクロックのデザインのポイントにもなっています。

「バンカーズクロック」詳細はこちら

 

 

 

ローマン(Roman)

ヤコブセンとエリック・ムラーが手掛けたオーフス市庁舎のためにデザインした「Roman Clock(ローマンクロック)」

 

オーフス市庁舎にあるオリジナルのローマンクロック
オーフス市庁舎に行った時に撮影した時計。ローマンクロックではない?

 

美しい弧を描くミネラルガラスとステンレスケースの組み合わせが高級感漂います。

「ローマンクロック」詳細はこちら

 


 

シティホール(City Hall)

ルードブレ(ロドオア)市庁舎を手がけた際にデザインした「City Hall(シティホール)」

 

ヤコブセンらしい一切の無駄を省いたシンプルなデザイン。

 

控えめなデザインでも存在感はあります。

「シティホール」詳細はこちら

 


ステーション(Station)

1943年にデンマークの鉄道に採用されたことから「Station Clock(ステーションクロック)」と呼ばれる時計。

 

アラビア数字を使用したこのステーションクロックは、視認性が高く、デンマーク国内の駅でも使用されました。

 

 

ヤコブセンのバンカーズクロックなどのおしゃれな壁掛け・置き時計はこちらで紹介してます。

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その他

シリンダライン(Cylinda-Line)

シリンダライン

1967年、義理の息子ペーター・ホルムブラッドの依頼で、食事の際にナプキンに書いたスケッチからシリンダラインは始まりました。

ティーポット、ジャグ、サービングトレイ、シュガーポット、灰皿など数多くのアイテムをデザイン。

 

シリンダラインのアッシュトレイ

現在でも Stelton(ステルトン)で販売されている人気のシリーズ。

 

AJカトラリー(AJ Cutlery)

SASロイヤルホテルのためにデザインしたAJカトラリー。

 

独特な丸みを帯びた近未来的なフォルムは、1968年に公開されたスタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」でも使用されました。

現在でも「Georg Jensen(ジョージ ジェンセン)」で販売されているロングセラー商品。

「AJカトラリー」詳細はこちら

 

 

「2001年宇宙の旅」はオリビエ・ムルグの家具が出てきていたりと、インテリア好き必見の映画。まだ観ていない方はぜひ。

Amazonプライム会員なら無料で観ることができます。

「2001年宇宙の旅」

 

水栓金具 ボラ(VOLA)

デンマーク国立銀行のために、混合水栓金具「VOLA(ボラ)」シリーズをデザイン。

 

デンマーク国立銀行の為にデザインした混合水栓金具VOLAシリーズ
Dansk Design Center にも展示されていたVOLAシリーズ

 

 

まとめ

いかがでしたか。

本業は建築家とはいえ、多くの家具や照明をデザインしており、その多くが名作というのが異次元ですね。

近年流行りの二刀流というやつでしょうか。いや、それ以上ですね。

最近は分業制が進んでおり、建築家がインテリアや小物類までトータルでデザインすることはありませんが、もし依頼されても到底手に負えないのでは?と思ってしまいます。

ヤコブセンだからトータルでできたのかもしれませんね。

知れば知るほどヤコブセンの偉大さに気付かされます。さすが巨匠…

 

他にもハンス・J・ウェグナーやアルヴァ・アアルトなどもまとめてますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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