ヤコブソンランプはアルネ・ヤコブセンの照明ではありません。

2020年5月10日更新。

北欧好きの方なら、どこかで見たことあるんじゃないでしょうか。

今回はJakobsson Lamp(ヤコブソンランプ)特集です。

ヤコブセンじゃないですよ、ヤコブソンです。

Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)ではなく、Hans Agne Jakobsson(ハンス・アウネ・ヤコブソン)です。

アルネ・ヤコブセンはデンマークですが、ハンス・アウネ・ヤコブソンはスウェーデンですね。

 

北欧の照明と言えば、

ルイス・ポールセンのPH5やレ・クリントなど名作が多々あります。

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その名作の中に間違いなくヤコブソンランプも含まれます。

実はそのヤコブソンランプが日本と深い関係があるのを知っていますか?

 

Jakobsson Lamp(ヤコブソンランプ)

実は日本のヤマギワで生産されています。

ヤマギワのHPによると、

ヤコブソンランプは1957年にハンス・アウネ・ヤコブソン自身が設立したEllysett(エリセット)社で製造したのが起源で、当時は「Ellysett」シリーズと呼ばれていたようです。

 

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日本では、1968年からスウェーデンでの製造が中断される1983年まで輸入販売していました。

1996年、ヤマギワ側からハンス・アウネ・ヤコブソン氏に復刻の打診を行い、1997年秋に新しいデザインも含め「JAKOBSSON LAMP(ヤコブソンランプ)」として復活しました。

なので、ヤマギワから出るようになってからはまだ20年ちょっとなんですよね。

もっと前からやっていたかと思ってました。

日本人としては、北欧を代表する照明が日本で作られているは嬉しいことですよね。

 

ヤマギワの照明なら建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞した伊東豊雄氏のMAYUHANA(マユハナ)もおすすめですよ。

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Hans Agne Jakobsson(ハンス・アウネ・ヤコブソン)とは

1919年、スウェーデンのゴットランド島生まれ。

1919年と言えば、関係ないですがバウハウスが開校した年です。

 

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バウハウス

約100年前にバウハウスが存在していたことに驚きですよね。

 

ゴットランド島は「魔女の宅急便」の舞台となったことでも有名な島です。

そのゴットランド島で生まれた彼は18歳から家具作りの修行をはじめました。

20歳からイエテボリの美術学校に通い、スウェーデン家具の大御所・カール・マルムステンのもとで学んでいます。

 

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フィンランドのGMやストックマン、スウェーデンの造船所などでデザイナーとして働いた後、1951年に自身の名前を冠したHans Agne Jakobsson(ハンス・アウネ・ヤコブソン)社を設立し、照明の開発と製造を始めました。

1958年に初めてパイン材の照明器具をデザインし、製造する会社としてEllysett(エリセット)社を設立してます。

1968年にヤマギワが主催した第1回国際照明コンペティションの審査員として来日しているので、その時に口説き落としたんでしょうね。

ちなみにカール・マルムステンと言えば、「スウェーデン家具の父」と称される人ですよね。

カペラゴーデンという学ぶ場を開設したことでも有名で、木工科や陶芸科、テキスタイル科、園芸科があり、一度社会に出た人が再び学んぶことも多いようです。

また、マルムステン校も設立しており、ここは家具に特化した学校で、家具製作科、家具デザイン科、家具修復科、家具生地張り科のコースがあります。

非常に高い技術と知識があることから、スウェーデン王室やストックホルム市庁舎、美術館などからの依頼(特に修復)もあるほどです。

カペラゴーデンとマルムステン校に留学した記録を本にまとめた須藤生さんの「スウェーデンで家具職人になる」は面白いですよ。

現在は、IKURU DESIGN を立ち上げられてます。

 

「スウェーデン家具の父」はカール・マルムステンということがわかったかと思いますが、「デンマーク家具の父」は誰でしょう。

そうです、コーア・クリントです。覚えておきましょう。

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コーア・クリントときたら、レ・クリントとの関係性も知っておくと楽しいですよ。

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ヤコブソンランプの良いところ

なんと言っても経年変化を楽しむことができることでしょうか。

そんなの別に珍しくないじゃんと思った方、照明ですよ、照明。

 

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真鍮や銅を使用していれば変化していきますし、まったく変化しないものはないので、ちょっと強引でしたかね。

家具であれば、木材を使用したものは多いですが、照明だとぐっと少なくなりますよね、特に名作と呼ばれるものでは。

 

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ヤコブソンランプは日本で製造されていますが、使用されているパイン材は北欧から輸入しているというこだわりで、時と共に緩やかに変化していく様は他の照明とは一味違います。ビンテージ・中古になった時にさらに良さが増します。

北欧産のパイン材は、北欧の過酷な環境で育っているため、成長が遅く年輪が細かく非常に品があります。このパイン材から透過する光はあたたかみがあり、見る人を穏やかな気持ちにさせてくれます。

 

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決して暗いわけではありませんが、明々と照らすわけではありません。

この照明の下で過ごせば、自然と心が穏やかになりそうな気がしますよね。子どももいい子に育つんじゃないですかね。私もこの下で育っていれば、もう少しはまともな大人になったのでしょうか。笑

北欧やナチュラルテイストのインテリアとの相性はもちろんいいですが、和室との組み合わせも嫌いじゃないです。自宅だけでなくショップや店舗にもいいですね。

 

ちなみに歌手で女優のビョークは以前自邸でヤコブソンランプを使用していました。

Domain

You can snap up the cottage in Selfoss for a song.…

 

次は個人的なおすすめをいくつか紹介します。

 

おすすめのヤコブソンランプ

まずはオーソドックスなペンダントランプから。

ペンダントランプ

これぞヤコブソンランプ!素敵ですよね。

 

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これはダイニングで使用するには1つでは明るさが足りないですし、そもそもバランスが悪いので多灯吊りがおすすめです。

 

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フロアランプ

日本ではまだまだフロアスタンドを置くという考えがまだあまり浸透していませんが、ぜひ置いてほしい。

観葉植物と思って置けばいいんじゃないですかね。ヤコブソンランプは木製ですし。。

 

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テーブルランプ

テーブルランプは場所もとらないので、ぜひ置いてほしいです。

1つあるだけで雰囲気がぐっと良くなりますよ。

これは直径が15cmで高さが24cmというミニサイズ。

とにかく可愛い!2万円台と値段も可愛い!!

 

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シーリング

シーリングでお洒落なモノって少ないですが、実はヤコブソンランプにもシーリングタイプがあるんです。リビングなどにはいいですね。

 

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他にもまだまだありますよ。

1つのシリーズでこれだけある照明ってのも珍しいですよね。

ヤコブソンランプ商品一覧

番外編 北欧好きにおすすめのショップ

ヤコブソンランプが好きということは北欧好きで間違いないでしょう。
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おわりに

今日はヤコブソンランプについて書きましたが、木の家具とも相性がいいですし、和室にも合いますので、日本でもっともっと人気が出ていい気がするんですけどね。

普段の掃除もはたきでパタパタしておけば特に問題はありません。

そう言えば、ハウス・アウネ・ヤコブソンはスウェーデン出身ですが、スウェーデンと言えば、ブルーノ・マットソンも天童木工と一緒に商品開発をし、現在も販売され続けてます。

 

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嬉しいですよね。日本人としては。

では、今日はこのあたりで。