民藝を巡る旅・熊本⑤「工藝きくち」に行かずしてどこに行く!

工藝きくち

くまもと工芸会館を後にした私が次に向かったのは「工藝きくち」です。

 

今回の熊本旅はこちらからすべてご覧いただけますので、あわせてどうぞ。

九州・熊本のおすすめ観光スポット7選。民芸や器など。

 

工藝きくち

熊本市中心部からすぐのところにあります。

 

とても楽しみにしていたので、「工藝きくち」を前にして胸が高鳴ります。

 

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看板、素敵です。

 

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建物外観。

 

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駐車場の案内がかわいい。

 

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入ると所狭しと器やカゴなど民藝にまつわる様々なモノが置かれてます。

 

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いやーたまりませんね。

物色しているとこちらのオーナーの菊池さん、恐らく80歳前後でしょうか、いろいろと説明をしてくれました。

 

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しばらく見ていると、菊池さんが…

菊池さん 「柳宗悦の工芸の道って本があって…」

 

私 「あっ、それ持ってます。10年ぐらい前ですが読みました。」

 

菊池さん 「おぉ~、そうかそうか。あんたも読んだんだな。あの本は本当にいい本だ」と。

 

一旦、そこで話は終わりました。

 

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引き続き、店内を物色します。

 

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左の椅子はアフリカのコートジボワール・バウレ族のイス。

そう、ここは熊本・九州・日本だけでなく、世界各国のものを取り扱われてます。

「バウレ族のイス」、前から気になってるんですが、自分にとってはまだ時期尚早。

もっと己を磨かないと椅子のパワーに圧倒されます。

 



新しい仲間たち

今回は2点購入しました。

まずはこちら。

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「腰掛け」 松を使用

いいなと思ってみていると、菊池さんがすかさず説明を。

菊池さん 「これは中国の○○地方(すみません忘れてしまいました)というところのもので、表面には漆が塗ってあるんだよ。これを買いに行ったときは…」

菊池さんの話が止まりません…

私 「買います買います!!」

高さが25㎝ぐらいですので、床でちょっとした作業をする時に座るには最適です。

 

あと、これも買いました。

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熊本の小代焼です。

「小代焼ふもと窯」についてはこちらをどうぞ。

民藝を巡る旅・熊本①「小代焼ふもと窯」で井上尚之さん降臨

 

これもいいなと眺めていると、似たようなお皿を菊池さんが持ってきました。

 

菊池さん 「同じものだよ、これは20年ぐらい使っているよ」と。

 

縁の色が新しいものはまだ薄い色をしてますが、菊池さんのものは長く使用されてますので、縁の部分も中心のように色が濃くなっていました。

 

私 「買います買います!!」

 

それが決め手となり、購入。

家具もそうなんですけど、経年変化を楽しめるものが基本的に好きです。

あとは、やはり使っている人の話を聞くと欲しくなっちゃいますね。

 

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お会計は菊池さんの奥様にしていただきました。

すごくにこやかな方で、和みました。

なんだ、この最高な空間は…

「工藝きくち」を満喫した私…次の目的地は…

いやいや、「工藝きくち」はこれで終わりではありません。

まだ続きが…

 

菊池節炸裂!!

まぁコーヒーでもということで、売り場の奥にあるスペースで奥様に淹れていただいたコーヒーを飲みながらいろんな話を聞きました。

民藝や李朝の話はもちろん、

李朝家具とは。ソバンやバンダジ(パンダジ)が欲しい。

 

L.L.beanの話やモーツァルトかシューベルト(すみません、忘れてしましました。音楽には疎いもので…)の音楽の話など、次から次へと繰り出される菊池節に時間を忘れて楽しんでいました。

1時間ぐらいでしょうか、いろいろと話をした後に、菊池さんが「ついつい話しすぎちゃったね」と頭を抱えて申し訳なさそうに言いました。

うまく表現するのが難しく、私が言うのもおこがましいですが、その時の菊池さんはとても可愛らしい表情をされてました。

好きのモノについて時間を忘れて、熱く語る。

すごく素敵ですよね。

自分もそうありたい。

最高の時間でした。

 

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帰り際に…

お店をあとにする前に、菊池さんへ、

私 「私のようなどこの誰だかわからない者にいろいろと話をしていただいて、ありがとうございました」とお礼を言いました。

 

そしたら、

 

菊池さん 「柳宗悦の工藝の道を読んだって聞いたからね」と…

 

 

それぐらい菊池さんにとっては思い入れが深い本なんだなと思いました。

柳宗悦からは多くの影響を受けたとおっしゃっていた菊池さんは、実際に柳宗悦が行ったところを本を片手に同じように回っていたとおっしゃってました。

しかも日本だけでなく、韓国などもですからね。

聞いててこっちまで興奮するほど、熱く語っていただきました。

菊池さんの人柄がとても素敵でもう大ファンになりました。

菊池さんの話を聞きに行くだけでも熊本に行く価値はあるなと思いました。

 

必ず再訪したいと思います!!

 

奥様もすごく素敵な方で、もうすべてが理想的…

ずっと滞在したいぐらいでした。

 

ちなみに明日はボランティアで山へ間伐材の手入れに行くとのことでした。

そのエネルギッシュさに圧倒されまくった「工藝きくち」での出来事。

 

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大満足な私は次の目的地、「熊本国際民藝館」へ。

気付けば時計の針は16時を指している。

あっ、熊本国際民藝館は16時で閉館だった…

入れなくても、せっかくなので外観だけでも見ようかなと思い、車を走らせました…

つづく…

民藝を巡る旅・熊本⑥熊本国際民藝館と外村吉之介と井上泰秋。

 

今回の旅はこちらからすべてご覧いただけます。

熊本・民藝の旅