民藝を巡る旅・熊本⑤「工藝きくち」に行かずしてどこに行く!

工藝きくち

くまもと工芸会館を後にした私が次に向かったのは「工藝きくち」です。

 

熊本のおすすめスポット(民藝編)はこちらからすべてご覧いただけますので、あわせてどうぞ。

九州・熊本のおすすめ観光スポット7選。民芸や器など。

 

熊本にあるアンティークショップ・古道具屋はこちらで紹介してます。

関連記事

熊本にあるおすすめのアンティークショップ・古道具屋を紹介します。熊本には日本の古道具やイギリス・フランスなどのヨーロッパのアンティーク、北欧ヴィンテージなど素敵なモノを扱うショップがたくさんあります。エリア別に紹介してますの[…]

 

 

工藝きくち

熊本市中心部からすぐのところにあります。

 

住所:熊本県熊本市中央区大江4丁目11-17

 

とても楽しみにしていたので、「工藝きくち」を前にして胸が高鳴ります。

 

f:id:kaguisu:20191210071547j:plain

看板、素敵です。

 

f:id:kaguisu:20191210071212j:plain

建物外観。

 

f:id:kaguisu:20191210071223j:plain

駐車場の案内がかわいい。

 

f:id:kaguisu:20191210071303j:plain

入ると所狭しと器やカゴなど民藝にまつわる様々なモノが置かれてます。

 

f:id:kaguisu:20191210071356j:plain

 

f:id:kaguisu:20191210071257j:plain

いやーたまりませんね。

物色しているとこちらのオーナーの菊池さん、80歳前後でしょうか、いろいろと説明をしてくださいました。

 

f:id:kaguisu:20191210071339j:plain

しばらく見ていると、菊池さんが…

菊池さん 「柳宗悦の工芸の道って本があって…」

 

私 「あっ、それ持ってます。10年ぐらい前ですが読みました。」

 

菊池さん 「おぉ~、そうかそうか。あんたも読んだんだな。あの本は本当にいい本だ」と。

 

一旦、そこで話は終わりました。

 

f:id:kaguisu:20191210071359j:plain

引き続き、店内を物色します。

 

f:id:kaguisu:20191210071416j:plain

左の椅子はアフリカのコートジボワール・バウレ族のイス。

そう、ここは熊本・九州・日本だけでなく、世界各国のものを扱われています。

「バウレ族のイス」、前から気になってるんですが、初めて現物を見ました!オーラがとてつもないです!

が、自分にとってはまだ時期尚早。もっと己を磨かないと椅子のパワーに圧倒されます。

関連記事

いろんな椅子に目移りして、落ち着きがない私です。。皆さんはどうですか?今回は以前から気になっていたアフリカの家具について。アフリカの家具と言っても様々ありますが、今回は近年人気のバウレ族の椅子やセヌフォ族のスツールなどを紹介したいと[…]

バウレ族の椅子

 

新しい仲間たち

今回は2点購入しました。

まずはこちら。

f:id:kaguisu:20191210071414j:plain

「腰掛け」 松を使用

いいなと思ってみていると、菊池さんがすかさず説明を。

菊池さん 「これは中国の○○地方(すみません忘れてしまいました)というところのもので、表面には漆が塗ってあるんだよ。これを買いに行ったときは…」

菊池さんの話が止まりません…

私 「買います買います!!」

高さが25㎝ぐらいですので、床でちょっとした作業をする時に座るには最適です。

 

あと、これも買いました。

f:id:kaguisu:20191210071437j:plain

熊本の小代焼です。

「小代焼ふもと窯」についてはこちらをどうぞ。

民藝を巡る旅・熊本①「小代焼ふもと窯」で井上尚之さん降臨

 

これもいいなと眺めていると、似たようなお皿を菊池さんが持ってきました。

 

菊池さん 「同じものだよ、これは20年ぐらい使っているよ」と。

 

縁の色が新しいものはまだ薄い色をしてますが、菊池さんのものは長く使用されてますので、縁の部分も中心のように色が濃くなっていました。

 

私 「買います買います!!」

 

それが決め手となり、購入。

家具もそうなんですけど、経年変化を楽しめるものが基本的に好きです。

あとは、やはり使っている人の話を聞くと欲しくなっちゃいますね。

 

f:id:kaguisu:20191210071441j:plain

お会計は菊池さんの奥様にしていただきました。

すごくにこやかな方で、和みました。

なんだ、この最高な空間は…

「工藝きくち」を満喫した私…次の目的地は…

いやいや、「工藝きくち」はこれで終わりではありません。

まだ続きが…

 

菊池節炸裂!!

まぁコーヒーでもということで、売り場の奥にあるスペースで奥様に淹れていただいたコーヒーを飲みながらいろんな話を聞きました。

民藝や李朝の話はもちろん、

李朝家具とは。ソバンやバンダジ(パンダジ)が欲しい。

 

L.L.beanの話やモーツァルトかシューベルト(すみません、忘れてしましました。音楽には疎いもので…)の音楽の話など、次から次へと繰り出される菊池節に時間を忘れて楽しんでいました。

1時間ぐらいでしょうか、いろいろと話をした後に、菊池さんが「ついつい話しすぎちゃったね」と頭を抱えて申し訳なさそうにおっしゃられました。

うまく表現するのが難しく、私が言うのもおこがましいですが、その時の菊池さんはとても可愛らしい表情をされてました。

好きのモノについて時間を忘れて、熱く語る。

すごく素敵ですよね。

自分もそうありたい。

最高の時間でした。

 

f:id:kaguisu:20191210071337j:plain

 

帰り際に…

お店をあとにする前に、菊池さんへ、

私 「私のようなどこの誰だかわからない者にいろいろと話をしていただいて、ありがとうございました」とお礼を言いました。

 

そしたら、

 

菊池さん 「柳宗悦の工藝の道を読んだって聞いたからね」と…

 

 

それぐらい菊池さんにとっては思い入れが深い本なんだなと思いました。

柳宗悦からは多くの影響を受けたとおっしゃっていた菊池さんは、実際に柳宗悦が行ったところを本を片手に同じように回っていたとおっしゃってました。

しかも日本だけでなく、韓国なども…

聞いててこっちまで興奮するほど、熱く語っていただきました。菊池さんの人柄がとても素敵でもう大ファンになりました。

菊池さんの話を聞きに行くだけでも熊本に行く価値はあるなと思いました。

 

必ず再訪したいと思います!!

 

奥様もすごく素敵な方で、もうすべてが理想的…

ずっと滞在したいぐらいでした。

 

ちなみに明日はボランティアで山へ間伐材の手入れに行くとのこと。

そのエネルギッシュさに圧倒されまくった「工藝きくち」での出来事。

 

f:id:kaguisu:20191210071217j:plain

大満足な私は次の目的地、「熊本国際民藝館」へ。

気付けば時計の針は16時を指している。

あっ、熊本国際民藝館は16時で閉館だった…

入れなくても、せっかくなので外観だけでも見ようかなと思い、車を走らせました…

つづく…

民藝を巡る旅・熊本⑥熊本国際民藝館と外村吉之介と井上泰秋。

 

工藝きくち以外にも熊本には素敵なショップがたくさんあります。

アンティークショップ・古道具屋など、こちらで詳しく紹介してますのであわせてどうぞ!

関連記事

熊本にあるおすすめのアンティークショップ・古道具屋を紹介します。熊本には日本の古道具やイギリス・フランスなどのヨーロッパのアンティーク、北欧ヴィンテージなど素敵なモノを扱うショップがたくさんあります。エリア別に紹介してますの[…]

 

工藝きくち

住所:熊本県熊本市中央区大江4丁目11-17

 

今回の旅はこちらからすべてご覧いただけます。

熊本・民藝の旅

 

お得に旅行をしたいなら国内最大級の旅行予約サイト「楽天トラベル」がおすすめ!

ホテル予約も飛行機もレンタカーもすべて揃います。

お得なクーポンも多数あり!楽天ポイントも貯まります。

「楽天トラベル」公式サイト

 

旅先での「現地体験」は最高の思い出。特別な体験で心に残る旅にしましょう。

楽天トラベル 観光体験