チャンディーガルのためにデザインされたピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret)の家具の復刻について。
チャンディーガルはル・コルビュジエ(Le Corbusier)が都市計画を行ったインドの都市。
とはいってもコルビュジェが1人で行ったわけではなく、従兄弟のピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret)やイギリスの建築家マックスウェル・フライ(Maxwell Fry)夫妻らと行っています。
そのチャンディーガルの家具、近年大人気ですね。
んー渋い。
ただ、数十万円~100万円を超えるものもありますので、簡単には手が出ないですよね。販売しているところもそう多くありません。
今回は Pierre Jeanneret(ピエール・ジャンヌレ)を販売しているショップを紹介します。オンライン・通販で安いものを買うのもいいですが、やはり良いものは自分の眼で見て買いたいですね。参考にしていただければと思います。[…]
→ジャンヌレがチャンディーガルのためにデザインした家具についてはこちら!
今回はピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret)について。ル・コルビュジエの陰に隠れ、あまり目立つ存在ではなかったピエール・ジャンヌレ。ただ、2016年にル・コルビュジエの建築群がユネスコの世界遺産に登録された[…]
そのチャンディーガルのピエール・ジャンヌレの家具が実は復刻されているのを知っていましたか?
銀座の森岡書店などいろんなところでイベントなどがあってましたので、何を今さらと思われるでしょうが…
まぁ、最後まで読んでくださいよ。
Phantom Hands(ファントムハンズ)
ジャンヌレの家具はインドの工房「Phantom Hands(ファントムハンズ)」によるチャンディーガル家具の再生産プロジェクトから生まれています。
ピエール・ジャンヌレの作品は粗悪なリプロダクト品が多いと言われていますよね。新しく作ったものをあたかも昔からあるビンテージのような仕上げにしたりと…
悲しいですよね…。
ただ、このプロジェクトは「オリジナルの図面が残っているもののみ製作」、「当時製作していた工房の技術を継承した職人が製作」という規定を設けています。
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また、使用する材は築100年以上の建物に使用されていたチーク古材と新材。製作も当時に限りなく近い、インドの手工芸に基づく方法で製造されています。
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その日本代理店を富山に本店がある「五割一分」がつとめてます。
建築設計、家具の販売をはじめ、インテリア小物、古道具、書籍などの販売、広告・ウェブ・アートディレクション迄。“美しいと思…
復刻されるとすぐに賛否両論、様々な意見がありますが、断然ビンテージ!という方はビンテージを買えばいいわけですし、値段も抑えられていて、綺麗な状態のものを探している方はこの復刻を買えばいいかなと。
ジャンヌレのビンテージの値段は上がる一方ですし、選択肢が増えることはいいんじゃないでしょうか。
そして、あの大手もジャンヌレの家具のオマージュを出すようです…
つづく…
ジャンヌレが好きならプルーヴェもぜひチェックを。
東京都現代美術館で開催された「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」に行ってきました。
東京都美術館の「フィン・ユールとデンマークの椅子」展で大満足した私。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://kagu.tokyo/entry/2209_finnjuhlten_2209 target=[…]