前回、ピエール・ジャンヌレの家具がインドの工房「Phantom Hands(ファントムハンズ)」から復刻されていることについて書きました。
チャンディーガルのためにデザインされたピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret)の家具の復刻について。チャンディーガルはル・コルビュジエ(Le Corbusier)が都市計画を行ったインドの都市。とはいってもコ[…]
今回はもう1つ復刻されるという情報について…
どこかというと…
家具好きなら誰もが知る…
まぁジャンヌレなので予想はつきますよね。
現在はル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンの3人の共作、グランコンフォールやシェーズロングなどを販売しています。
そうです、Cassina(カッシーナ)です。
#ピエール・ジャンヌレ の椅子の #カッシーナ 版。
日本でも5月から販売に。
写真左のタイプで、51万円から。代表的な木製のアームチェアで、35万円から。
事前に手に入りやすい価格になると聞いていましたが、特に後者。ソファーが得意な大量生産のメーカーが作るとこうなるんですね。 pic.twitter.com/52zNs4rv13— ジョー スズキ Joe Suzuki (@joesuzuki5) 2020年3月6日
ジョースズキさんはデザインジャーナリストとして活躍されており、最近では倉俣史朗の「How High the Moon(ハウハイザムーン)」の復刻などに尽力されていたり、名作家具についての本「名作家具のヒミツ」を執筆されたりもしています。
紹介されている家具のジャンルや年代が様々なので、新しい発見があり面白いです。
こういう幅広いというか、多ジャンルにわたる知識に憧れます。
ジョースズキさんがツイートされている木製のアームチェアとは恐らく奥から2番目の「PH28」のことだと思いますが、カッシーナの復刻、
ではなくオマージュは35万円~だそうです。
追記 既に発売されており、詳細はこちらからチェックできます。
こちらが「PH28」ビンテージです。
ファントムハンズは32万~なので価格帯としてはどちらもあまり変わりません。
ぜひ2つを並べて見比べてみたいですね。
どっちが良い悪いじゃなく、どっちが本物・偽物などなく、どちらも正規品です。
なので購入する場合は、商品の良し悪し以外にもどのような経緯があり復刻するようになったのか、どのようなコンセプトで復刻しているかなどをまずは吟味してもいいのではと思います。
そして、自分が共感できる方で購入する。
これまででは考えられない新しい椅子の選び方。どちらにせよ楽しみですね。
首をながーーーーーくして待ちましょう。
追記 既に発売されており、詳細はこちらからチェックできます。
ピエール・ジャンヌレについてはこちらも。
ジャンヌレが好きならペリアンとプルーヴェもぜひチェックを。
→シャルロット・ペリアン好き必見!生い立ちや名作家具について。
→ジャン・プルーヴェの家具・椅子を販売しているショップまとめ
プルーヴェが好きならぜひこちらも。
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