のまたまた楽しみな情報が。
東京都美術館で「イサム・ノグチ 発見の道」が開催されます。
当初は2020年10月3日(土)~12月28日(月)で開催予定でしたが、2021年4月24日(土)~8月29日(日)に延期となりました。
イサム・ノグチ 発見の道
日本人を父に、米国人を母に生まれたイサム・ノグチ(1904-1988)は、東西の間でアイデンティティーの葛藤に苦しみながら、独自の彫刻哲学を打ち立てた20世紀を代表するアーティストです。
20代で彫刻家コンスタンティン・ブランクーシと出会い、そのヴィジョンに決定的な影響を受けたノグチは、自然と通底する抽象のフォルムが生み出す世界を、生涯を掛けて追い求めました。
ノグチは戦争によって、両親の祖国が互いに敵国になるという痛恨事を経験しており、平和への強い願いを込めた作品も残しています。
本展では、類例なきつくり手による「発見の道」を辿りながら、ノグチの日本文化への深い洞察や、その今日的な意味を明らかにし、彼の彫刻芸術の核心に触れる機会にしたいと考えています。
引用:東京都美術館HPより
イサム・ノグチに興味をもったのは2006年頃でしょうか。
東京の松屋銀座7階のデザインコレクションで「AKARI(あかり)」を買ったのがファースト・イサムノグチ。
それからはイサムノグチ庭園美術館に行ったり、
→「イサムノグチ庭園美術館」は死ぬまでに行くべき美術館の1つ!!
オペラシティの「 イサム・ノグチ -彫刻から身体・庭へ-」を見に行ったり。
本もいろいろと読みました。
ただ、モエレ沼公園には行けてない…。早く行かないと。
あと、そろそろ「AKARI(あかり)」のフロアランプが欲しいなと思ったり…、展示会見て興奮した勢いのまま購入するのもありかな…
話を本題に戻して…
今回の展示会のみどころは3つ
1.彫刻家ノグチの精髄に迫る
国内外の多数の大型作品をはじめ、「あかり」を含めておよそ90件の作品が集結。
一つの素材や様式にとどまることなく、貪欲な造形的実験につながる「発見」を繰り返しながら「彫刻とは何か」を追求したノグチの前人未到といえる創造の軌跡を辿ります。
引用:「イサム・ノグチ 発見の道」特設サイトより
ニューヨークのイサム・ノグチ財団・庭園美術館が特別協力として名前が入ってますので、そこからもいくつかやってきます!
2.かつてない“ノグチ空間”の体感型展示
提灯にヒントを得て、30年以上に渡って取組み続けられた光の彫刻「あかり」を150灯も用いたインスタレーションや、折り紙などからインスピレーションを得た金属彫刻のシリーズと遊具彫刻を合わせて展示するなど、3フロアそれぞれに特色のある体感型展示を試みます。
いずれも回遊型の鑑賞プランとし、かつてない“ノグチ空間”が誕生します。
引用:「イサム・ノグチ 発見の道」特設サイトより
「あかり」150灯ってものすごい数ですね。体験型展示です。
オペラシティで開催されたときの「AKARI(あかり)」
このドデカイAKARI(あかり)には驚きました。。
3.ノグチ芸術の到達点・牟礼の石彫が初めて東京へ
ニューヨークと香川県高松市牟礼(むれ)町にアトリエを構え、往還しながら制作に取り組んでいたノグチ。
牟礼の野外アトリエで石匠の和泉正敏(いずみ・まさとし)とともに作り上げた晩年の彫刻は、ノグチ芸術の到達点とされています。牟礼に残された作品が、同所以外でまとめて展示されるのは今回が初となります。
引用:「イサム・ノグチ 発見の道」特設サイトより
まさか香川県高松の牟礼にあるイサムノグチ庭園美術館からも彫刻がやってくるとは…。まとめて展示されるのが初めてということなので楽しみすぎますね。
以前、イサムノグチ庭園美術館に行ったんですが、それはもう最高でしたよ。ぜひみなさんも行きましょう。
→「イサムノグチ庭園美術館」は死ぬまでに行くべき美術館の1つ!!
イサムノグチ庭園美術館が日本にあるのを知ってますか?意外と知られていないんですよね。日本にあるんです、日本に。。これを見ずして、何を見る!一見の価値ありです! イサム・ノグチ庭園美術館がある香川・高[…]
イサム・ノグチが好きなら
イサム・ノグチ好きならこの2冊「宿命の越境者」は読まないと。
本はちょっとという方には映画を。
先ほど紹介した2冊の本に感銘を受けた松井久子監督が7年の歳月をかけて完成させた映画「レオニー」は必見です。
余談
この時期には世田谷美術館で「2人のアアルト」も開催されますので、あわせてチェックしましょう。
またまた楽しみな情報が。フィンランドを代表する夫婦と言えば、アアルト夫妻。アイノとアルヴァ。その2人にスポットを当てた「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展が開催されます。 アイノとアルヴァ 二[…]
アルヴァ・アアルトについてはこちらでも紹介してます。
おわりに
イサム・ノグチ、素敵ですよね。
もしできれば、先ほど紹介した「宿命の越境者」をまず読んでから、展示会に行くことをおすすめします。イサム・ノグチの背景を知ることで、より楽しむことができると思います。
そして、展示会後にはイサムノグチ庭園美術館へ…。
→「イサムノグチ庭園美術館」は死ぬまでに行くべき美術館の1つ!!
間違いないです、この流れ…。
イサムノグチ美術館は香川県の高松にありますが、高松ならジョージナカシマ記念館や丹下健三の旧香川県庁舎などなど見どころがたくさん。
→香川・高松で見ないと損するおすすめのデザイン・建築スポット8選。
こちらもあわせてどうぞ!
それでは、今日はこのあたりで。
「イサム・ノグチ 発見の道」特設サイト
https://isamunoguchi.exhibit.jp/