16世紀のメキシコ。
今から約500年前のメキシコ皇帝が使っていたとされるエキパル(エキパレス)チェア。ブタカチェアと呼ばれたりもします。
写真は盛岡の光原社・可否館にて。
この独特な形状と飴色に変化した革が渋すぎますよね。
東京の日本民藝館にちょこちょこ行くようになって、民藝もいいなーと思うようになりはじめたのは、10年ぐらい前のこと。それからどこで知ったのかは忘れましたが、エキパル(ブタカ)チェアの存在を知ったんですよね。
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自分の今までの好きな家具とはまったく路線が違うんですけど、なぜか惹かれる部分がありました。それで、ずーっと気になっていた時に盛岡の光原社・可否館で使用されているエキパル(ブタカ)チェアを偶然発見したんですよね。
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使い込まれ革の感じがたまりませんでした。そこから俄然欲しくなったんですけど、なかなか使いこなすのは難しそうで、まだ手を出せずにいます。。いつかは使いこなせるようになりたい椅子の1つです。
ちなみにエキパルチェアの革って、豚革なんですよね。家具は牛を使用することが多いんですけど、豚革って珍しいですよね。今もなお昔と変わらない製法で職人が手づくりしています。
日本では民藝関連のモノを置かれているところでたまに販売されてます。
多くの人に知れ渡るようになったのは、beamsのfennica(フェニカ)で取り上げられるようになってからかなと。
それこそ若い方に民藝の人気がジワジワ出てきているのも fennica(フェニカ)の影響は大きいでしょうね。
fennica(フェニカ)では他にも面白いものを扱ってます。
Artek(アルテック)の60スツールや天童木工のブルーノ・マットソンのソファ、剣持勇のソファやスツール、柳宗理のバタフライスツールなど。
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他にもあって、個人的には松本民芸家具が好きかなと。日本民藝館には、松本民芸家具のベンチがあって、それがまたすごくカッコいいんですよ。
そうそう、メキシコの椅子と言えば、あとはアカプルコチェアが有名ですよね。
テラスとかで使用するにはいいんじゃないですかね。ただ、私は断然エキパルチェアが好きですけどね。なんだろう、あの武骨な感じ。
エキパルチェアは柳宗悦らによる民藝運動の参加者にも人気が高く、人間国宝である染色家の芹沢銈介、そのお弟子さんの柚木沙弥郎さん、ハーマンミラーでイームズや・ジョージ・ネルソンと共に活躍したアレキサンダー・ジラルドも愛用していました。
ちょっと癖は強いですけど、お部屋のアクセントに1脚どうですか?
一歩間違えると、部屋がすごいことになりそうなので、購入の際は慎重に。。
私はいつか必ず買います。
そして、必ずや使いこなして見せます。
では、今日はこのあたりで。それでは。