今回はミッドセンチュリー好きなら必ず見てほしい映画を紹介したいと思います。
その名も…
映画「コロンバス」
エーロ・サーリネン、エリエル・サーリネン、IMペイ、リチャード・マイヤー、アレキサンダー・ジラルドなど、ミッドセンチュリーファンなら必見です。
舞台はモダニズム建築の宝庫として知られるインディアナ州コロンバス。オハイオ州の州都コロンバスではありません。
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あらすじ
建築学者の父が倒れたという報を受け、韓国に移住していた息子のジンはコロンバスを訪れる。父との確執もありこの街に留まることを厭うジンが出会ったのは、夢を諦め母の看病を理由にこの街に留まる図書館員のケイシー。
どこまでも対照的な二人の運命が交錯し、建築を巡り、語ることで、それぞれの新しい人生に向かって歩き出す…。
すべてのカットがコロンバスのモダニズム建築への恋文とも言うべき映像美に彩られ、世界中の映画祭で絶賛された「コロンバス」は必見です。
予告編
予告編はこちらからどうぞ。
映像が美しいですよね。本編はミラーハウスの室内から始まりますが、クッションや調度品のカラフルな色合いに完全にノックアウトされました…
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登場する建築
一部ですが、登場する建築物を紹介したいと思います。
アーウィンミラー邸(Miller House and Garden)
エーロ・サーリネン(Eero Saarinen)が手掛けたアメリカのミッド・センチュリーを代表する住宅。
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インテリアはアレキサンダー・ジラルド(Alexander Girard)が手掛けています。この色鮮やかな色調、素敵ですね。
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なんとミラー邸にはアフリカのセヌフォ族のスツールがあるんです。
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庭の設計はダン・カイリー(Dan Kiley)
ファースト・クリスチャン教会(First Christian Church)
エリエル・サーリネン(Eliel Saarinen)設計
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十字架もエントランスのドア、時計までも中心からずらした左右非対称なデザインですが、不思議とバランスがとれています。
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インテリアはエーロ・サーリネンとチャールズ・レイ・イームズ夫妻と共同で手掛けてます。残念ながら、内部は映画では映りません…
サーリネンとイームズはとても仲が良く、サーリネンは子どもの名前をイームズと名付けてます。イームズ・サーリネン、すごい名前ですね。
ノース・クリスチャン教会(North Christian Church )
エーロ・サーリネン設計
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尖塔のデザインが特徴的。
アーウィン・カンファレンス・センター(Irwin Conference Center)
エーロ・サーリネン設計
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当時では考えられないガラス張りの銀行。
クレオ・ロジャーズ記念図書館(Cleo Rogers Memorial Library)
イオ・ミン・ペイ(I・M・Pei)設計
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主人公のケイシーが働いている図書館。こういうところで働いてみたい…
I・M・ペイはルーヴル美術館のガラスピラミッドを設計した建築家としても有名。
ファースト・ファイナンシャル銀行(First Financial Bank)
デボラ・バーク(Deborah Berke)設計
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おわりに
映画の内容はもちろんですが、映像がとても美しく、映像を見るだけでも十分価値がある映画だと思います。
全世界が絶賛し、小津安二郎にオマージュを捧げたコゴナダ監督初長編作。(コゴタダ氏は小津安二郎作品に欠かせない脚本家の野田高梧にちなんでコゴナダと名乗られています。)
ミッドセンチュリーやデザイン、建築が好きな人ならぜひ見てほしい映画です。
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映画「コロンバス」
https://columbus.net-broadway.com
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