やってみた!スコープ別注のスツール60(無塗装)にオイルフィニッシュ!

以前、ウルムスツールにオイルフィニッシュをして味をしめた私は新たな標的を見つけました。

今回の標的はアルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)がデザインした有名なアルテック(Artek)の「スツール60(stool60)」です。

 

なぜスツール60なのか

アアルト スツール60(aalto stool60)

アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)のスツール60を好きで使っています。

ちなみに私が使用しているのはスコープ特注のリノリウムバージョンです。

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スコープ特注スツール60のリノリウム・アッシュをレビュー

 

とても素敵なんですが、やっぱりもっと木部部分の味わいを出したい、ヴィンテージ感を強めたい、と思ってもラッカー塗装なので、大きな変化はありません。

もちろん長い年月をかければ、ヴィンテージのような味わいある感じにはなります。

とは言っても、そんなに待てないし、かといってラッカーを剥離したりするのはちょっとやりすぎですし…

どうしたものかと考えます…

いろいろと考えた挙句、そういえば、アアルトスツールを別注しているあのショップにひっそりと無塗装があったことを思い出しました。

 

アアルトに特注といえば…

もうわかりました?

そうです、人気のオンラインショップ「スコープ(scope)」です。

スコープについてはこちらをどうぞ。

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「ないなら、自分で作ってしまおう」というのが私。

この無塗装にオイルフィニッシュをすればいいのではと思った私は作戦を実行することに…

 

無塗装+オイルフィニッシュ

今回の「無塗装+オイルフィニッシュ」は、

  • ヴィンテージは雰囲気がいいが価格が高い
  • 古いモノに抵抗がある
  • 自分でDIYをするのが好き
  • 人と違ったものが好き

といった方にはぜひおすすめしたい一品です。

 

オンラインショップ「scope(スコープ)」で購入

早速、注文!

アアルト スツール60(aalto stool60)箱

数日後…届きました。

スツール60は箱がおしゃれですよね。

持ち運びしやすいように、箱の上部には取っ手もあります。

 

アアルト スツール60(aalto stool60)箱

裏面には、ブランド名のartek、商品名のSTOOL60、スツールのイラストも。

これ、雰囲気良すぎて、捨てられない…何かいい使い道はないかな…

 

開封作業

アアルト スツール60(aalto stool60)

箱を開けます。まずは座面が入っています。

 

アアルト スツール60(aalto stool60)

それから脚、脚を留めるネジ、説明書。

梱包をほどいていきます…

 

アアルト スツール60座面(aalto stool60)

おぉ~

さすが無塗装。真っ白。

 

アアルト スツール60(aalto stool60)

もちろん脚も無塗装。ピカピカです。

これにオイルを塗るのかと思うと、楽しみでなりません。

 

アアルト スツール60(aalto stool60)

取り扱い説明書とartek(アルテック)、scopeのシール、フェルトも同梱されてます。

 

組み立て

オイルを塗布する前に、まずは一度組み立ててみます…

アアルト スツール60(aalto stool60)

なんだこれは…

美しい…

 

アアルト スツール60(aalto stool60)座面

オイルフィニッシュするのがもったいない気も…

 

アアルト スツール60(aalto stool60)

惚れ惚れします…

 

アアルト スツール60(aalto stool60)曲木

アアルトといえば、この「Lレッグ」

「Lレッグ」は無垢材に5mm程度の間隔で切り込みを入れて、その隙間に木と接着剤を入れる手法。

こうすることで、無垢材よりも強度が増し、結果的にはデザインのポイントにもなっています。

 

アアルト スツール60(aalto stool60)座面

これに手を入れていくのはちょっと惜しい気もしますが、ここは決心して一度ばらし、座面・脚をそれぞれやすりがけしていきます。

 

オイル塗布前に研磨

サンドペーパー

もともときれいなので、そのままオイルフィニッシュをしてもいいかと思いましたが、よりきれいに仕上げようと思い、サンドペーパーで表面を削ります。

 

サンドペーパー

使うのはこちら。今回は320番を使用してますが、240番でも問題ありません。

数字が大きくなるほど目が細かくなります。

 

全体をゴリゴリ削るというよりは、表面を滑らかにするイメージ。

当て木があると、よりきれいに仕上げることができます。

 

座面研磨後

やすりがけ終了。もともと無塗装なので、見た感じの変化はあまりないですが、触るとより表面が滑らかになりました。

削って出てきた表面の木くずを除去した後、次はオイルフィニッシュへ…

 

家具用オイルを塗布

リボス社のビボスオイル

使うオイルはドイツのリボス社のビボスオイル。ややこしいですね、リボスのビボス。

 

こちらはオイルにワックスが配合されているので、オイルのみより、撥水効果が高まります。また、子どもが舐めても大丈夫な自然健康塗料。

 

スツール60 脚 オイルフィニッシュ

ウエスにオイルを染みこませ、塗っていきます。

広い面積であれば、刷毛があると便利ですが、スツール60程度でしたらなくても問題ありません。

どうですか、じゃんじゃん吸い込んで色が濃くなってますね。

 

スツール60 オイルフィニッシュ前と後

左が塗布前の無塗装の状態で、右がオイルフィニッシュ後。

だいぶ変わりましたね。

 

スツール60 オイルフィニッシュ前と後

いい感じ。

 

スツール60 座面 オイルフィニッシュ

続いて座面も…

 

スツール60 座面 オイルフィニッシュ

せっせとオイルを塗りこんでいきます…

 

スツール60 座面 オイルフィニッシュ

もう少し…

 

スツール60 座面 オイルフィニッシュ

頑張れ俺…

っていうほど大変じゃないですけどね…

 

スツール60 座面 オイルフィニッシュ

終了!

 

スツール60 座面 オイルフィニッシュ

いいですね~。

オイルフィニッシュ、やるとわかりますが、結構やみつきになります。オイルが染み込んで色が変化していくのがたまらなく気持ちがいいです。

オイルを含んだウエスは発火する恐れがありますので、水に浸してから捨ててください。

 

乾燥

スツール60 オイル乾燥中

オイル塗布後、しばらく乾燥させます…

半日~1日ほど。

 

再組み立て

スツール60組み立て

脚は付属のビスで留めていきます。やや硬いので、持ち手がしっかりとしたドライバーがあると便利です。

押し込みながらグイグイと回していきます。小さいドライバーでは最後までねじ込むのが大変かも。

1本の脚に3か所×脚3本なので、計9ヶ所。結果、今回一番疲れたのはココでした。

今回のようにオイルフィニッシュをしない方は「無料組立サービス」があるので、そちらがおすすめ。最初に紹介した箱はつきませんが。

 

「スツール60 オイルフィニッシュ」完成

アアルト スツール60(aalto stool60)

組み立て完了!

 

アアルト スツール60 オイルフィニッシュ後 座面(aalto stool60)

いかがですか。この飴色の感じたまりませんね。

オイル塗装前の無塗装の時と比べると違いがはっきりします。

 

アアルト スツール60(aalto stool60)座面

こちらがオイル塗装前。全然違いますね。オイル後の方が木目がより強調されていい感じです。

無塗装もこれはこれでいいですが、個人的にはやっぱりオイルフィニッシュ後の感じが好きだな~

自分でやったから愛着が湧いたというのもあるかもしれませんが…

 

アアルト スツール60 オイルフィニッシュ後 Lレッグ(aalto stool60)

はい、いつもの好きなアングル。Lレッグ。

 

アアルト スツール60 オイルフィニッシュ後 座面(aalto stool60)

今後どのように育っていくか楽しみでなりません。

 

アアルト スツール60(aalto stool60)

また、半年後か1年後ぐらいに経年変化の様子を紹介したいと思います。

 

半年後…

スツール60無塗装(半年後)

【追記】半年経ちました…

毎日見ていると変化には気づきませんが、こうやって比較してみるとだいぶ濃くなってますね。

今後ますます楽しみです。

 

メリット・デメリット

メリット

現行品はラッカー塗装で表面に膜を作りますが、オイルフィニッシュは表面に膜を作らないので、木の感じをそのまま味わうことができます。

ただ、今回使用しているリボス社のビボスオイルはワックスも配合されているので、オイルのみよりは多少撥水性があります。

また、表面の保護がない(厳密にはワックスがあります)ので、経年変化がラッカー塗装より顕著です。

万が一汚れたり、キズが付いた場合でもセルフメンテナンスができますが、脚以外は無垢材ではないので、削りすぎは注意が必要です。

個人的にはキズや汚れも味だと思う派なので、削ることはせずに乾燥してきたらオイルを数ヵ月~半年に一度ぐらいの割合で塗布し続けていこうかなと思っています。

 

デメリット

ラッカー塗装と比べるとキズや汚れが付きやすいのが、最大のデメリットです。

ただ、スツールを育てていくという意味では、個人的にはこれが最大のメリットでもあるかなと思います。

他よりも間違いなく一番変化が大きいので、自分で育てる楽しみを味わいたい方にはおすすめ。

 

スツール現行品一覧

ちなみに現在あるスツールの一覧はこちら。

 

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スツール60・90周年モデル

 

バーチ・ナチュラル(3本脚)

座面も脚もすべてバーチのラッカー塗装。

今回使用したのは、こちらの無塗装バージョン。

 

バーチ・ナチュラル(4本脚)

 

バーチ/ホワイトラミネート、ブラック・レッドリノリウム(3本脚)

 

バーチ/ホワイトラミネート、ブラック・レッドリノリウム(4本脚)

 

ハニーステイン(3本脚)

全体を着色した仕上げ。

今回の無塗装+オイルフィニッシュはこちらに近い感じ。

では、こちらでよかったのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらはラッカー塗装なので、今回はより変化を楽しめるオイルフィニッシュにチャレンジしてみました。

 

ハニーステイン(4本脚)

 

ウォールナットステイン(3本脚)

 

 

ウォールナットステイン(4本脚)

 

ホワイト・ブラック/ラッカー(3本脚)

 

ホワイト・ブラック/ラッカー(4本脚)

 

パイミオカラー(3本脚)

 

パイミオカラー(4本脚)

 

ここからはスコープ別注

バーチ/リノリウム18色(3本脚)

これ、私も使っていますが、凄まじい人気です。

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スコープ特注スツール60のリノリウム・アッシュをレビュー

 

完売していることが多いので、在庫があるとラッキー。

 

バーチ/リノリウム(4本脚)

 

ハニーステイン/リノリウム(4本脚)

 

無塗装

今回、使用した無塗装モデル。

4本脚はなく、3本脚のみです。価格はバーチ(3本脚)と同価格の税込28,600円。

 

まとめ

いかがでしたか。

スツール60のオイルフィニッシュ、悪くないですよね。人とは違ったアアルトスツールをお探しならぜひ試してみて下さい。

自分でオイルを塗布することで、愛着も湧きますし、今後の経年変化がとても楽しみです。

とは言っても、オイルフィニッシュが一番というわけではなく、実際に選ぶ場合はどのように使いたいかで選ぶといいと思います。

まとめるとこんな感じでしょうか。

・ヴィンテージは雰囲気がいいが価格が高い、古いモノに抵抗がある、自分でDIYをするのが好き、人と違ったものが好き

今回試した「無塗装+オイルフィニッシュ」

・自分でやるのが面倒だが、ヴィンテージ感を楽しみたい

ハニーステイン

・経年変化を楽しむというよりは、なるべくきれいに使いたい

無塗装以外のスツール60

 

みなさんはどのタイプに当てはまりますか?

ちなみにスコープでは、カラフルにペイントをしたり、シェラックニスでヴィンテージ仕上げをされてました。

どれを選ぶかはあなた次第。

オイルを試した方がいらっしゃれば、私にTwitter(@kagu_isu)でもインスタ(@kagu.isu)でもいいので連絡もらえると嬉しいです。

唯一無二のアアルトスツールを一緒に育てていきましょう!

 

 

 

スコープについてはこちらで詳しく紹介してますので、ぜひチェックしてみて下さい。

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スコープ特注のスツール60のリノリウムはぜひチェックを。

スコープ別注・アアルトスツール (13)

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