家具好きならお得に名作家具を手にしたいと思いますよね。
しかし、デザイナーズは安くても数万円するため、簡単に手に入れることはできません。
ただ、今回紹介するのは1万円はおろか、5千円以内で購入できるデザイナーズスツール。
しかもデザインしたのは日本を代表するデザイナー。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
Riki Stool(リキスツール)
今回、私が購入したのは、リキクロック、トリイスツール、ソリッドスツールなど数多くの名作を手掛けた日本を代表するデザイナー「渡辺力」がデザインした「Riki Stool(リキスツール)」
東京オリンピックが開催された翌年の1965年にデザインされ、2021年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞したリキスツールは名実ともに日本を代表するスツールの1つ。
実際に購入したので、さっそくレビューしていきたいと思います。
シンプルなパッケージ
パッケージには「Riki Stool」の表記。
今回はHighタイプ、カラーはMulti(マルチ)を購入しました。
開封
早速、開封します。
入っているのは本体外側にくる黄・青などの6枚、本体の中心となる6角形×2、長方形×6のみ。
これらを工具を使用することなく、さらに接着剤もなしで組み立てていきます。
組み立て(工具必要なし)
まずはこの長方形のパーツから。
上下2か所をくりぬきます。
くりぬいた後は折り目に沿って折ります。
次に六角形のパーツに差し込んでいきます。
これで1つ完成。
残りも進めます…
差し込み完了。
これがリキスツールの構造体となり、ここにカラフルなパーツを付けていきます。
本体外側にくるパーツも折り目に沿って折っていきます。
それを先ほど作った六角形のパーツに横からスライドさせながら差し込んでいきます。
あとは両端の処理。
端を折り込みます。
これで1つ完成。
なんとなく全体像が見えてきましたね。
進めます…
もう少し…
残り1つ…
ここに最後の青のパーツを…
差し込みます…
織り込みます…
ついに完成!
作業時間は10分程度。
いいですね~
カラフルなので、正面をどの色にするかによっても雰囲気が変わります。
これまで実物を見たことがなく、もっと色がはっきりとしているかと思っていましたが、想像よりも落ち着いた印象を受けました。
これはうれしい誤算。個人的にはこの落ち着いた色味が気に入っています。
カラフルですが、ガチャガチャした感じがせず、程よいアクセントになります。
サイズ
サイズ感がわかりやすいようにスツール60と並べて撮りました。
リキスツールはハイタイプとロータイプがありますが、今回購入したのはハイタイプ。
ロー 幅33cm×奥行33cm×高さ33cm
ハイ 幅33cm×奥行33cm×高さ42cm
スツール60の座面高が44cmなので2cm低いですが、一般的なスツールとほぼ同じ高さ。
ロー 幅33cm×奥行33cm×高さ33cm
ローは高さが9cm低くなっただけで、幅と奥行きは同じ。
ハイは大人がスツールとして使えますし、ローは子どもが座ったりするのにもおすすめ。
リサイクル可能な素材
リキスツールに使用されている素材は段ボール。
デザインされた1965年といえば、高度経済成長の真っただ中。使い捨てが当たり前の時代にリサイクル可能な段ボールを使ったデザインをしていたことに驚きです。
耐久性抜群
段ボールということは、耐久性に問題があるのでは?と思うかと思いますが、安心してください。
ハイスツールで650kg、ロースツールで740kgととんでもない数字をたたき出してます。
1965年の発売当時は、「4つのスツールで象の体重を支えられる」と話題になったそうです。
象を支える必要あるかな…笑
とにかく人が座って使うには全く問題ありません。
とはいっても段ボールなので、表面にはキズや汚れが付いたり、へこんだりします。
特に座る部分は若干のヨレが出ますが、まぁ許容範囲内でしょう。それも味として楽しみましょう。
圧倒的な軽さ
素材が段ボールということで、重さはなんとハイは約1kg、ローは約0.8kgと非常に軽いのもリキスツールの特徴の1つ。
子どもでも簡単に持ち上げることができます。
カラー展開
引用:https://metrocs.jp/item/1614/
カラーは今回紹介したマルチ以外にもホワイトとナチュラルがありますが、一番人気があるのはマルチ。
家具としては小さい部類になるので、アクセントに色を入れて楽しむのもいいですね。
リーズナブルな価格
なんといってもこれが一番の魅力ではないでしょうか。
ロータイプ 4,400円(税込)
5千円以下です…安い…
しかもリキスツールはメイドインジャパン、日本製です。
確かに素材は段ボールですが、渡辺力デザインのスツールが5千円以内で手に入ると考えると安いですね…
子どもがいる家庭におすすめ
リキスツールは大人が使用するのはもちろん、子どもがいる家庭にもおすすめ。
工具や接着剤を使用しないので、お子さんと一緒に組み立てるのもいいですね。
ものを作る楽しみを味わえますし、自分で作ったものなら愛着もわくことでしょう。
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子ども部屋に複数置いて、積み木のようにして遊んでもいいですし、座ったり、ちょっとしたテーブルにしたりと使い方は様々。
小さいうちから、デザイン性高いものに触れておくというのも大事ですね。
さらにカラフルな色は子どもにピッタリ。
実際に幼稚園や保育園で使用されていたりもします。
ギフトにもおすすめ
リキスツールは箱のデザインもシンプルで素敵なので、プレゼント・ギフトにもおすすめ。
送られてくるときは、この箱をさらに梱包されていたので、箱もきれいな状態を保っていました。
こちらはハイタイプですが、箱はスツールのサイズよりやや大きくなりますが、その分厚みが薄くなります。
貰ったら間違いなく喜んでくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
渡辺力デザインのスツールが5千円以下で買えるとは嬉しいですね。
リビングやダイニングなどで使用するちょっとしたスツールとしてもいいですし、子ども用やギフト・贈り物にもおすすめですよ。
玄関先でちょっと座ったり、物を置いたりするときにもいいですね。
MoMAのオンラインショップは送料がかかりますが、MoMAが出品しているAmazonだと送料無料で購入できます。
値段もリーズナブルなので、みなさんも1ついかがですか~。
他にもこれまでに購入した商品はこちらで紹介してます。
リキスツール以外にも1万円以内で購入できるスツールは存在します。
なんとあのジャスパー・モリソンや深澤直人デザインのスツールも…
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