今回は日本民藝館の創設者で柳宗理の父でもある柳宗悦やバーナード・リーチとも深い関わりがある松本民芸家具について。
松本民芸家具の創設者・池田三四郎の本を読んで、松本民芸家具に開眼しました。
というのはちょっと大げさですが、年を重ねるごとに「民藝」というものに対しての想いが年々強くなっているように思います。
2013,14年頃だったでしょうか、長野県松本市に行きました。
松本民芸館に行ったり、
まるも旅館に宿泊したり、
珈琲まるもに行ったりしました。
もちろん民藝に興味はありましたが、今ほどの情熱はありませんでした…
民芸家具というと古臭くて野暮ったい印象を抱く方も多いと思います。
昔は私もそうでしたが、最近はまったく見え方が変わってきました。古臭く野暮ったい印象から、歴史を感じる魅力的な家具へと…
日本人なので日本の家具を好きになるのもいいことですよね。
ちなみに松本民芸館には李朝家具がありました。椅子に囲まれた小さなテーブル・小盤(ソバン)や卓子など。
今回は李朝家具について。民藝に興味を持つようになってから、ずっと気になっていた家具があります。日本民藝館の創設者・柳宗悦や白洲正子なども愛した李朝の家具です。 李朝家具とは李朝家具とは、李王家が君臨した朝鮮[…]
その松本民芸家具ですが、最近面白い動画をYouTubeで発信しています。
まずはこちらをどうぞ。
松本民芸家具のラッシ編みです。
ペーパーコードを編んでいる映像は、カール・ハンセンのYチェアが有名なので目にする機会は多いですが、ラッシ編みは貴重ですよね。
素材は太井草。
これを人が手で編んでいくんですが、その耐久性が驚きです。10年?20年?いえいえ、古いモノだと200年以上も使い続けられているものがあるようです…。驚きですよね。
元々は人間国宝・濱田庄司が持っていたイギリスの古いラッシ編みの椅子を修理することがきっかけで、その作り方や編み方を研修したことが始まりとのこと。
他にも塗装や曲木、ホゾ組などをアップされてますので、家具好きの方にはぜひ見ていただきたいです。
松本民芸家具のロゴのデザインは人間国宝の染色作家・芹澤銈介です。柳宗悦やら濱田庄司やらバーナードリーチやら錚々たる人たちが関わっていますね。
そりゃーすごいわけですよ、松本民芸家具。
ちなみに柳宗悦の息子は柳宗理。バタフライスツールなどをデザインしている有名な方。
日本が誇る世界的に有名なインダストリアルデザイナー「柳宗理」バタフライスツールやエレファントスツールなど数々の名作をデザインし、世界の名だたる美術館に収蔵されている世界的にも評価が高いデザイナー。家具以外にもカトラリーやキッ[…]
最後に松本民芸館の創設者・丸山太郎氏の言葉で今日は締めたいと思います。
「美しいものが美しい」
それでは~。
民藝についてはこちらにまとめてますので、あわせてどうぞ。
松本民芸館
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